製造業の営繕工事

製造業における営繕工事とは

 

“営繕工事”とは、リフォーム工事と同義語に扱われ、既存の建築物・設備に新たに付加する『営造』と、『修繕』を合わせて“営繕工事”と呼ばれています。

 

建設物の新設工事と比較すると、コストを大幅に抑えることができ、工事期間も短期に収めることができます。

 

また、単に既存機能の回復を図ること以上に、機能付加・改善効果を見込める営繕工事もあり、ご提案によってはお客様に様々なメリットがあります。

 

予算・工期をふまえた営繕工事をおこなうこともさることながら、環境面・省エネ面・安全面・ものづくりの生産性の面からも営繕工事の進め方を検討することが大切です。

 

 

様々な場面で行われる営繕工事

製造業の工場では、外壁修理や床面修理、配管修理、屋根修理、コンクリート工事、設備・備品製作など、さまざまな営繕工事が行われます。

 

予算・工期をふまえた営繕工事をおこなうこともさることながら、環境面・省エネ面・安全面・ものづくりの生産性の面からも営繕工事の進め方を検討することが大切です。

 

 

 

営繕工事の果たす役割

事業拡大

事業の拡大に伴い、工場の生産能力や倉庫のキャパシティを増やすこと

人員増加に伴い、社屋・事務所を増設するなど

 

改造補強

機械設備の増設や重量設備配置のための基礎工事

運搬車両が接触する恐れのある部位の衝撃補強、耐震のための構造補強工事など

 

効率向上

作業者の動線改善のためのレイアウト変更

リフトの進入口・作業員の出入口、材料・備品置き場の新設・増設など

 

環境改善

換気・採光確保のための窓枠サッシの交換

防風・防雨対策のための防護壁・庇の新設・増設など

 

改修修繕

工場・倉庫・社屋・事務所の老朽化に伴う内装や外装の改修工事

建物付帯・設備関係などの改修工事

 

安全衛生

作業者の安全確保のため、カーブミラーや標識・注意看板などの設置

危険物倉庫や汚染物置き場などの換気環境整備など

 

劣化対策

建物の外装・内装・床のペンキ塗りや、雨漏り対策の屋根防水工事

階段・架台など鉄部の塗り替えによる劣化防止ほか

 

 

美観整備

屋根・外壁の美観向上のための改修工事

ドア・シャッターなどの破損・劣化部分の取替工事

 

解体工事

工場の移転、新設に伴う解体工事・廃棄物処分

ダクト、タンク、ファン、配管などの解体撤去